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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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94日―6日まで、全国131名の学生が参加した「国際キャリア合宿セミナー」(宇都宮大学等が主催)の運営に携わったのですが、(http://www.kokusai.utsunomiya-u.ac.jp/career-program/)生き生きとした学生の表情を見て、伝え方、教え方、学び方について改めて考えさせられました。同じ内容であっても、方法によっては学生の能力がどんどん伸びるのです。学生が興味を持って「開脳」すると、おもしろいように知識が身につくのですね。
 
この合宿セミナーでは国際的分野で活躍する講師9名を呼んで、それぞれのキャリア形成、そして人道支援やジャーナリズム、環境、コミュ二テー開発などの課題について話していただきました。また、講師の一人であった(株)アクテイブラーニングの羽根拓也社長には、「世界を舞台に活躍する思考術~ココロ変われば世界が変わる!」のセミナーを開いていただきました。どの話の内容も大変すばらしく、学生は大満足。教員から学生に知識が一方的に流れる、一般的な大学の講義と違って、グループディスカッションを何回かするので、かなりインタラクテイブです(耳が痛い教員も多いのでは?)。ですから、当然居眠りする人は誰もいないのです。
 
それとは対照的に大学同様の講義も合宿中にあり、その時は正直な学生はほとんど寝ていました。その講師に「講義はインタラクテイブに」と事前にお願いし、一応理解して下さったと思っていたのですが、その講師にとって、インタラクテイブの定義は単に「学生に質問をする」ことであり、学生に「考えさせる」とか学生同士で「議論させる」ことではなかったのですね。
 
この伝え方や学び方で、以前ピースボートに講師として乗った時のことを思い出しました。大変びっくりしたのが、講師のサポート役をする学生ボランテイアなどのノリのよさ、突っ込みのうまさでした。アナウンサーや芸能人になればいいのでは?と思うぐらい。その人たちがいろいろと工夫して、劇や音楽を通してメッセージを伝えるので、戦争やエイズといった重い内容の話でも、参加者により理解され、かなり盛り上がりました。大学の講義もピースボート式であれば、楽しいのに!本当にものは伝えよう、ですね。
 
ということで、この伝え方の重要さに感化された私は、2週間後に実施される「国際キャリア合宿セミナー」(英語版)で工夫しなきゃ!と刺激を受けました。学生一人ひとりの「人間力」を育成することに責任を感じますが、やり方によって学生の伸びが身近に見ることができるので、教員の仕事に大変やりがいを感じています。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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