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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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毎日のようにコンゴやルワンダ関係のブログ(ほとんどは現地人やダイアスポラが書いている)を読んでいるのですが、8月下旬以降、話題は例の国連報告書に集中しています。フツの国会議員や軍人の「報告書がでたらめだ」というコメントがルワンダ政府系の新聞に一度書かれたのですが、それは強制的に言わせただの、どうせ国際社会もルワンダ人も真相を知っているのだからカガメ大統領はとっとと白状せよ!などいろいろ。こういったことは匿名だからネットに書けるのですが、直接このような意見をルワンダ人自身から聞くのはよっぽど親密関係でない限り、不可能です。そういう意味でインターネットの存在は大変ありがたい!
 
私がルワンダで勤務していた1995年-1998年もやはり表現の自由はほとんどなく(ネットも今のように普及されていなかったので、ネットで彼らの感情や意見を確認することもできなかった)、外国人の同僚と「ルワンダ人の心が閉鎖されていて、何を考えているのかわからない」と言いあっていたものです。私のUNHCRの先輩(ルワンダ人でないアフリカ人)でルワンダ人女性と結婚した人がいるのですが、ルワンダ人コミュ二ティーの結束力にはいつも驚いていたとか。夫婦として30年以上一緒にいても「あなたに言えないことがいくつかあるけど、理解してね」と言われたことが何度もあるそうで、「ルワンダ人は特別な人種だ」といつも私に言っていました。ルワンダ人でないとわからない、何かがあるのでしょう。
 
ルワンダは国がきれいに整備され、インフラが発展され、経済成長していると高い評価を受けていますが、それは単にお面をかぶっているだけで、その心が見えないのは非常に怖いし寂しいことだと思います。それが果たしてオープンになるのか、またオープンになるには、どのくらいの年月が必要なのでしょうか。残念ながら、カガメ政権が続く限り、それは見られないでしょうね。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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