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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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中国のアフリカ進出が数年前から話題になっていますが、それはビジネスだけでなく、最近はメデイア(テレビのCCTV)の分野においてもそうです。今までBBC, Radio France Internationalなどに依存していた現地の人たちが、これから違った視点から世界の情報収集することになるのです(Jeune Afrique, 2012年2月12-18日号)。
 
確かに中国のアフリカ進出に関しては、人権侵害や環境破壊の問題などが伴い、場所によってはあまり歓迎されていません。そもそもアフリカ進出はいろんな背景があり(人口の増加で住む土地が中国にない、雇用がない、あるいは自由がない、アフリカの資源を狙って等)、選択肢がないまま行っており、アフリカのために考えて働いている人は実際に少数でしょう。また中国政府が行っている援助は質が問題となっている場合もあります(特にインフラ)。それでも中国のスピードとハンガリー精神(いい意味での)には見習う必要があるかもしれません。
 
日本の開発機関はそれに比べて本当に遅い。。。計画を立ててから案件が終わるまで数年かかるのはざらです。人権や環境などの配慮をしているため慎重になるのはわかるのですが、遠い日本からアフリカに数回派遣団を送って(再)確認するなら、現状をよく知っている現地NGOを活用した方が効率的です。それを言うと、「現地にはいい人材がいないから」と言われるのですが、とんでもない、いい人材は必ずいます!
 
日本の若者よ、中国のマネをせよと言いませんし、アフリカのみが進出する場所ではありませんが、世界の人々の痛みを理解し、世界の視野に活躍する人になってください。日本人(特に外交官)は以前3S(sleep,smile,silent)と呼ばれ、国際会議ではまさに意見を述べないことで悪評を受けていましたが(注意:よく英語ができないからという理由(=口実)を使う人がいるのですが、日本語でさえ論理的に意見を述べることができない人もいるので、この言い訳は通じない)、これからspeedに加えて、strategic, strict, speak upの3Sでアイデア・政策で勝負しましょう!もちろん私自身も心身ともに(まだ)若者なので、これは自分に対するメッセージでもあります。
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バーバリー
今日は~^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
バーバリー URL 2012/10/08(Mon)21:39:20 編集
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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