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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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この2週間ほど、ラジオ・オカピ(コンゴにある国連PKO軍のラジオ局で、アフリカ最大級)を聞いていて、腹が立ったと同時に胸が痛みました。9月の新学期を前に、学費や制服が高くなって払えないとか、避難民が学校を占領しているので学校が再開できないとか、コンゴ人の親たちがインタビューに答えていたのです。
 
コンゴ政府は6月30日の50周年独立記念式でベルギー国王などVIPを招待し、彼らにお土産を渡すなど莫大の費用を費やしたのに、それに比べてずっと少額である生徒の学費(場所によっては毎月一人一ドル)も支援できないなんて、一体どういう神経をしているのでしょう?どこの政府も予算はタイトかもしれませんが(特に現在の経済危機の中)、教育、特に小学校という義務教育に親に負担をかけるとは許されることではありません。コンゴ政府の5つの優先事項に教育も入っているのですが、いつものごとくリップサービスで終わっている。。。コンゴ人の政治家の子供たちは皆ヨーロッパなど外国で教育を受けているので、国内の教育事情に関心がないのでしょう。
 
沖縄での戦後復興でも教育が重視されていたように、教育は国造りの基礎の基礎です。しかしそれを怠けているようですと、いつまでも独立(自立)はできません。コンゴでは独立50周年を迎えましたが、完全に外国からの援助に依存し、本質的には失礼ながら0周年(あるいはマイナス0)と言った方がふさわしいのでは?独立とは単に植民地でなくなることを意味するのか(と言っても現実にはまだ続いているのですが)、また何をもって独立(自立)なのか、その定義をはっきりしないとはいけませんね。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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