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私が日頃からお世話になっているNPO法人テラ・ルネッサンスが、子ども兵問題について考えるシンポジウムを開催します。このシンポジウムは2つの意味で大変貴重な機会だと思います。
まず、子ども兵を扱っている日本のNGO/NPOは稀であるため(あるいはテラ・ルネッサンス以外はないかも?)、生の情報が収集できること。そして2つ目はウガンダ北部は、いろんな機関が「平和構築」活動のために介入しており、注目を浴びていること。一見落ち着いているように見えて、実は20年以上活動し続ける反政府勢力LRA(神の抵抗軍)が、単にウガンダからコンゴ北部、中央アフリカ共和国、スーダンに散らばっているだけで、実はウガンダはまだ紛争の構造が残っているんですね。ルワンダも反政府勢力がコンゴ東部に17年間いるので、同様の構造があることになります。LRAがウガンダに戻ってくる可能性はどれくらいあるのかわかりませんが、こんな不安定な状態を「平和構築」と幻想のように呼んでいるから、数(十)年後紛争が再燃しても不思議ではないですよね。
拠出国はそれを知っていても、知らないふりをして、ウガンダとルワンダのリーダーシップを称賛する。。。。そしてなぜコンゴって、このような隣国の反政府勢力まで「ホスト」してしまうか。。。。あまり日本では知られていないのですが、コンゴにあるウガンダ反政府勢力はLRA以外に、もう一つADF-NALUがあります。このような問いを言い出すと、きりがないので今日はここで止めますが、こういったことをどんどんシンポジウムで突っ込んで議論してください。特に学生は参加してください。
~紛争の背景と問題解決に向けての課題~
ウガンダ北部では1986年以降続く、政府軍と反政府軍(神の抵抗軍)との戦いで、
6万6千人の子どもたちが強制的に兵士として戦わされてきました(ウガンダ政府発表)。
テラ・ルネッサンスでは、グル市を拠点に2005年から
元子ども兵の社会復帰支援事業を実施し、
129名の元子ども兵の支援活動を行ってきました。
本シンポジウムでは、当会元ウガンダ事務所駐在代表、ジャーナリスト、学識者など
多方面からの論客を交え、ウガンダ北部の紛争の背景と要因、
そして子ども兵問題解決に向けての課題について考えていきます。
【日時】
6月25日(土) 14:00-16:30(開場:13:30)
【場所】
拓殖大学文京キャンパスC館401教室 (〒112-8585 東京都文京区小日向3-4-14)
アクセス:東京メトロ 丸の内線 茗荷谷駅下車 徒歩3分
拓殖大学文京キャンパス:http://www.takushoku-u.ac.jp/map/acc_b.html
文京キャンパスマップ:http://www.takushoku-u.ac.jp/map/map_b.html
【参加費】
無料 (事前申し込み制・先着順)
【定員】
300名
【プログラム】
第1部:ウガンダ北部における元子ども兵社会復帰支援事業報告
(報告者:テラ・ルネッサンス理事長 小川真吾)
第2部:パネルディスカッション ~ウガンダ北部の紛争と子ども兵問題解決への課題~
○コーディネーター:鬼丸昌也(テラ・ルネッサンス創設者)
○パネラー:
佐藤丙午氏(拓殖大学海外事情研究所 教授)
榎本珠良氏(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム)
下村靖樹氏(フリージャーナリスト)
小川真吾(テラ・ルネッサンス理事長、前ウガンダ事務所駐在代表)
【主催】
特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス
【共催】
拓殖大学海外事情研究所
【お申込み】
下記、フォームよりお申込みください。
http://www.terra-r.jp/contents/?blogid=12&catid=48&itemid=215
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過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。