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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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先週末、京都で「虐殺後のルワンダはどう変わったのか~真実・人権・開発について考える」というタイトルで講演をしました(ルワンダの学校を支援する会主催)。今まで、講演ではコンゴについて話す機会が多く(その時にルワンダのことも多少話したが)、今回のようにルワンダを主に話したのは初めてです。参加者から「ルワンダが平和だと思っていたが、現在の問題(現政権ー反現政権の対立構造など)を聞くのは初めて」「ツチだけが犠牲者だと思っていたが、フツの犠牲者の話を聞いてショックだった」といった声があり、また「ルワンダには表現や報道の自由がないが、インターネットの規制はあるのか」「アメリカとルワンダ現政権の関係は?」「コンゴでの性暴力はルワンダ政府軍も関わっているのか」といういい質問が受けました。改めて一般市民のルワンダへの関心度が高いこと、そしてそれと同時に、ルワンダの一面しか伝えていないマスメデイアやハリウッド映画の責任と影響力の大きさを痛感させられました。

実は11日にルワンダのカガメ大統領がシカゴを訪れたのですが、現地にいる反カガメ大統領のルワンダ人やコンゴ人が大きなデモを行なったとのことです。「カガメ大統領、殺害をやめろ」という看板を持ちながら。

http://sfbayview.com/2011/kagame-stop-killing-rwandan-and-congolese-protest-rwandas-president-in-chicago/

そもそも日本人の中には、難民のことを「かわいそうな人々」「だけど強く生きている」というイメージを抱いている人が多いような気がします。しかし、福島の被災民のことを同じように呼んでも、彼らは嬉しくないでしょう。誰も好きで難民や被災民になったわけではありませんので、当然です。そんな(安っぽい)同情よりも、被災民や難民が自分の土地に安心して戻ることが出来るように、我々が政策提言した方がいいと思っているでしょう(反原発や自然エネルギーへの転換、政府に暴力を止めるように訴えるなど)。

何かごちゃごちゃ書いてしまいましたが、私はルワンダとコンゴの両国にいた経験があり、現地の表も裏の世界をある程度知っているので、(当然現地の人を代表して話はできませんが)両国の現実について市民にもっと伝え続けたいと思います。そして皆さんと共に、長期的な問題解決も探したい。。。しかしこれが簡単に見つからない。。。だれかいい知恵をください!

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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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