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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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昨年12月にチューニジアで始まった民主化運動がエジプト、リビア、シリアなどさまざまな国に飛び火していますが、そこで政府によって抑圧されてきた人々の声を国際NGOのヒューマンライツウォッチ(HRW)が発信しています。ニュースをじっくり聞いたり読むと、「HRWによると、犠牲者がXX人発生し、、、」などと伝えられています。世界の主要メディアがどれだけHRWの情報に依存し、かつ信頼しているかがわかります。私自身コンゴ民主共和国で勤務していた際、現地にいたHRWの士気の高さと行動力の広さに圧倒され、HRWの活動を尊敬するようになりました。そのHRW調査員などがエチオピアの人権問題について話をするために、7月5日に宇都宮大学に来られます。大学にとって、学生にとって大変光栄なことです。
その公開講座の準備のために、GW明けから学生7人(内6人が1年生)と毎週エチオピアの勉強会を行ってきました。我々日本人にとってエチオピアは遠い国にもかかわらず、またこの勉強会は授業と違って単位がとれるというインセンティブがないにもかかわらず(単位以上のものが得ると自負していますが)、dictatorship(独裁)やoppression(抑圧)といった単語を覚えながら、こちらが感動するぐらい学生は熱心に取り組みました。犠牲者の視点中心に書かれているHRWの英語の報告書を読みながら英語で議論するのですが、だんだん学生皆の表情が暗―くなり、「問題解決は簡単なのに、それができないなんて悔しい!」や「(重大な人権侵害がある)エチオピアに行くのが怖い」といったコメントがちらほら。そう、そのような怒りや恐怖心を抱いたり、疑問を持ったり、学生として何ができるかを考えるのは大変重要。それを公開講座でぶつけてほしいし、今後も問題意識を持ち続けてもらいたいです。 

公開講座は通訳なしで行われ、学生自ら英語で司会をし、そして英語で議論や質疑応答を行います。学生の努力の成果をぜひご覧ください!
 
日時:7月5日(火) 12:50-14:20
会場:宇都宮大学UUプラザ
公開講座「アフリカの将来を問うー開発と人権確立をいかに両立させるか?」-エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例にー
スピーカー:ヨセフ・ムルゲタ氏(人権弁護士) / ベン・ロレンス氏(HRW・アフリカ担当)

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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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