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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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元旦早々、コンゴ政府軍幹部による性的暴力の事件がコンゴ東部で起きました。元旦以降今まで50人の犠牲者が報告したそうです。加害者である幹部と部下計8人が逮捕されました。性的暴力が絶えないコンゴですが、ユニセフの職員が「性的暴力が続く最大の理由は、貧困があるから」「教育の欠乏が相互不敬(mutual disrespect)と直接関連している」と述べているのに、びっくりしました。

http://www.upi.com/Top_News/Special/2011/01/19/UNICEF-Poverty-can-lead-to-sexual-abuse/UPI-18741295456854/

もちろん場合によって貧困も教育の欠乏が性的暴力に誘導する要因の一つかもしれませんが、モブツ元大統領やイタリアのベルルスコー二首相を始め、リッチで基礎教育を受けた人もセックス・スキャンダルに巻き込まれています。

アフリカ諸国に比べると貧困問題があまりない日本でも、セクハラはあります。今日大学でハラスメント(セクハラパワハラ)防止講演会に参加しましたが、経済危機の打撃を受けて、どこの会社も人材を減らし少人数で多い仕事をこなしているため、ストレスがたまり、10年前に比べると労働省へのセクハラ・パワハラに関する相談電話が増えたそうです。大学は一般企業に比べると(教員の)流動性が低く、閉鎖的で人間関係が濃密であるため、言いたいことが言えず、パワハラ等が発生しすいとのことでした。また児童施設も子供への虐待が絶えません。要するに、セクハラ・パワハラ・いじめは、貧困や教育のレベルと関係なく、権力関係があれば、どこでも起きることなのです。これを完全になくすことはできなくても、最低減らすよう社会で努力をしないといけません。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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