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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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昨年のおおみそかの英紙Guardianに、「人権帝国主義をやめろ」というタイトルで、「人権は世界「普遍」と言いながら、西洋の概念を押しつけている」という内容の社説が注目されました。「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)はカガメ大統領を暴虐的だと呼ぶが、彼ほど素晴らしいリーダーはいない」と、ジャーナリストのStephen Kinzer称賛していたのです。
 
それから1カ月もしないうちに、同じジャーナリストが「カガメ大統領は投獄するのではなく、批評に耳を傾けよ」という社説(127日)を書いたのにはびっくりしました。http://www.guardian.co.uk/commentisfree/cifamerica/2011/jan/27/rwanda-freedom-of-speech
 
カガメ大統領の元側近4人が亡命先の国外にて、「テロリスト」グループをつくっている等で、一方的にこの4人に2024年の判決が下されたために、上記のメッセージが送られたのです。それにしてもKinzerが「カガメ大統領の独裁主義はルワンダの将来にリスクを与える」まで書くとは!彼は2008年に、A Thousand Hills: Rwanda’s Rebirth and the Man Who Dreamed it”という本を書き、大変カガメ大統領寄りとして知られていた人なのです
 
Kinzerの変わりようは何から来たのでしょうか。チュー二ジアやエジプトのデモからか。それとも、HRWの代表から批判の記事があったからか。
理由はわかりませんが、彼の考えがより庶民的に、そして世界普遍の人権や民主主義を尊重していることは喜ばしいことです。他の権力者もこのように柔軟であれば!HRWだけでなく、我々市民も啓蒙を続けなければなりません!
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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