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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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20101227日―201112日のEast Africanという週刊誌に、アフリカ大統領のランキングに関する面白い記事が載っていました。
http://www.scribd.com/doc/46590960/The-African-Presidents-Index-the-good-the-bad-and-the-ugly

ランキングをリーダーシップ度(
Mo Ibrahima基金による)民主主義度、汚職度、報道の自由度、人間開発度、国民メデイアグループ度などの部門の得点を合わせたものをA-FAは優秀、Fは不合格)だけでなく、不合格の下にICU(集中治療室)とmorgue(遺体安置所)も加わっていました。しかもICUには12人、morgue9人の大統領が入っていましたので、アフリカ全大統領52人(アフリカには54カ国あるが、この調査にはサオトメ・プリンシペと西サハラは入っておらず)のうち40%が「死ぬ手前」の状況にいるということです。もちろん大統領本人は健康的ですが、これらの大統領のせいで、国家や組織などが破滅しているか、それに近い状態におり、そして市民も戦争や貧困や病気で悩まされているという意味です。
 
この調査はEast African誌が公表したこともあり、東アフリカ諸国(ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ)には甘い点づけをしているように感じました。特にルワンダ!C-というより、ICUに近い方がいいのでは?というのも、昨年は血まみれな大統領選挙を実施し、現政権に批判的な者は不法逮捕されたり国外に亡命し、コンゴの人権状況に関する国連報告書にはルワンダが汚名を着せられたことで、ルワンダの信用度が低下したからです。
 
他にもいろいろ批評はあるかもしれませんが、このランキングを目安として受け止め、深刻な問題として取り組む必要があると思います。我々の税金がODAを通じてこのような「死にかけた」国で無駄にされているのか、またこのような「腐った」大統領がアフリカ開発会議(TICAD)のために日本に招待され、どれだけ実のある話し合いができるのか、など疑問に思いませんか?もっともっとこういった問題について議論しあいましょう。 

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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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