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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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チュニジア、イェーメンに続いて、これらの国以上に、エジプトの緊迫したデモを世界が注視しています。それまで、重要な同盟国のエジプトを支持し、いいパートナーとしてムバラク大統領と仲良くしてアメリカが、デモが起きたとたんに、態度を変えています。今日のInternational Herald Tribuneでも、「ムバラク大統領は30年間も政権をとり、その間貧富の差が拡大し、民衆は疲れ果てている。エジプトは変革が必要」と訴えています。

ドナー国にとって都合がいい受益国が人権侵害を犯しても、ドナー国は何の関心を示さないだけでなく、チヤホヤするのですが、エジプトのように問題が起きると、人権や民主主義問題だ!と批判しはじめます。元モブツ大統領もそうでした。「人権外交」がコインの裏表に使われており、本当に調子がよすぎる!普段から人権外交を、正しく使っていただきたいものです。 

それにしても、デモやクーデターをきっかけに、国際社会がやっと失業、貧困、自由のなさなどに苦しんでいる民衆のフラストレーションが理解できるなんて、これらの問題があまりにも軽視されているか、あるいは「臭いものには蓋」がされている証拠ではないでしょうか。もっともっと弱い立場の人たちのことを考え、彼らの問題を解決すべきですね。このようなデモが、ルワンダ、コンゴ、エチオピア等にも近い将来飛び火するのか、気になります。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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