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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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とうとうカダフィ大佐が死亡しましたね。本来なら殺害せずに、裁判にかけるべきだったのですが、それはともかく。。。。彼が殺害される前の映像を見たのですが、42年間の独裁政権という「黄金の時代」があったとは思えないほど、何ともあっけなく、そして醜い人生の終わり方でした。それを見て、1989年12月25日、ローマニアの独裁者・チャウシェスク大統領の処刑の姿を思い出しました。同年に起きたルーマニア革命でチャウシェスクは完全に失脚し政権は崩壊、夫妻はリビアへの亡命を計画していたのですが、逃亡先において、革命軍の手によって妻とともに公開処刑(銃殺刑)されたのです。

当時のザイールのモブツ大統領はそのチェウシェスク大統領と仲が良かったのですが、後者が処刑された映像を見て、次は我が身かと恐怖心に包まれました。モブツが率いる32年間の独裁政権は1997年ルワンダ政府軍や反政府勢力によって倒されたのですが、その直前に彼は国外に逃亡し、亡命先のモロッコでガンで亡くなりました。独裁者の終わり方は何とも見苦しく、なぜここまでして権力が欲しかったのだろうと疑問を持ってしまいます。他人(市民)の痛みがわかる政治家であれば、もっと美しい人生のエンデイングを迎えることができたのに!

それにしても、次倒れる独裁者は誰なのでしょうか。ルワンダのカガメ大統領、(つづいてコンゴのカガメ大統領)、あるいはカンボジアのフン・セン首相?彼らもモブツ元大統領と同様に、今焦っていることでしょう。日本ではあまり知られていませんが、カガメ大統領はカダフイ大佐より数多くの犠牲者(600万人)をだしており、その意味ではもっと冷酷なんですよー。市民の人権が保障されるためにも、これらの独裁者が一日でもいなくなることを願っています。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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