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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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おとつい「毎日ブログを書きます」とか言って、昨日は書けなかった。。。。昨日1日中出かけていて、コンゴでJICAの案件で職業訓練所で働いていた友人が帰国したので、夜久々に会い、「カウンターパートのモブツ大臣(そう、かつて独裁者であったモブツ大統領の6番目の息子が今労働大臣なのです!)から、『太巻きをごちそうせずにもう日本に帰るのか』と言われた」などコンゴの話で盛り上がりました。モブツ大臣はよくヨーロッパに行って、好物である日本食を食べているそうです。モブツ大統領が過去にスイスやフランスで購入した別荘(城)に、子供たちは時折行っているのでしょうか。

ところで、6月30日にコンゴの独立50周年を記念に、大通りや記念式が行われた通りには電灯がつき、今はカップルのデート場所にもなっているとか。また人々の表情が明るくなっているらしく、それは「中国が入って助けてくれる」と期待しているからだそうです。

中国は2007年にコンゴ政府との間に総額90億ドル(その後60億ドルに下がる)の契約を結び、これはアフリカにおける1つの投資として最大級のもので、中国がコンゴ国内のインフラ整備をも請け負うのと引き換えに、天然資源を入手することになっています。

この「中国が入るので、コンゴの将来は大丈夫だ」と楽観的な声は以前からよくコンゴ人から聞きますが、本当にそうなのでしょうか。

自分たちで国づくりをするのでなく、外部者が国づくりをする。どんなに外部者がいい援助をしたとしても、長続きしないのは目に見えています。何事も自分が主人公にならないと、友人の早川千晶さんの言葉通り「外からの援助では、現地人は愛着が湧かなく」、したがってどこかでつまづいた時自分たちで解決するのでなく、「また中国人に頼ろう」と依存してしまうからです。(ちなみに私は援助が必ずマイナス要因をもたらすと言っているのではありません。現地の状況によっては援助が必要となる時もありますが、現地のニーズを把握し彼らが決定権をもたすことが大事です)

学ぶこともそうで、カンニングやコピペを通して試験やレポートでいい点を一時的にとっても、そのようなやり方だと一生頭に残らないのは最初からわかっていることです。反対に、苦難を通して(時間がかかったとしても)知識を自分のものにした時の喜びは大きく、また大きな自信となります。私もまだまだ勉強不足ですが、コンゴやルワンダに関する研究で新しいことを学んだ時、そしてそれを人と共有するときは大変エキサイトし、それが「もっと学びたい!」という感情を高ぶるのです。

コンゴ人のことは好きですが、いつまでもこのような依存心を持っていると、残念ながら彼らの将来は明るくないでしょう。自分ら国や人生のシナリオを描いてもらいたいものです。


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最近ブログをさぼっていました。。。ブログを立ち上げた時毎日書こうと思っていたのですが、それがなかなか実現できない。。。ちなみに私は小学生の時からまめに日記を毎日のように書いているので、書くのは苦痛ではないのですが、ブログは日記と違って人が見ているため、さすがに何でも書けるわけでもなく、今日は何書こうかと考えていながら仕事などをやっていると、時間が経ってしまうんですね。

しかし昨日学食で学生たちと昼食を食べていたら、一人が「先生のブログを読んでいます!いろいろ勉強になっています!」という励ましの言葉をもらい大変感動したので(涙。。)、これからできる限り毎日書こうと思っていま~す!

さてなぜこの数日私がプログに従事できなかったかと言うと。。。(単なる言い訳にしか聞こえないが)

昨夜六本木でPecha Kucha Nightに行き、『コンゴ~「アフリカの奪い合い」の中心地』(Congo: The Center of "Scramble for Africa")という題名でプレゼンをしました。このPecha Kucha Nightは、もともと建築家やデザイナーたちが出会って、自分たちの作品を発表しあう場として2003年に東京にできたのですが、それが今は世界80市に広がりました。六本木という場所もあり、外国人もたくさん集まります。私は友人の紹介で5月に初めて来て、今回来るのが2回目です。

www.pecha-kucha.org

このプレゼンの面白いところは、20スライドをそれぞれ20秒で発表することです。自分でパソコンの操作はできなく、だらだらと話をしていると、次々と自動的にスライドが変わってしまう仕組みになっています。20秒で大体のことは話せますが、私は欲張りなので、ついついあれもこれも話したいと思ってリハーサルしていると、時間がオーバーし、テキストやスライドの写真を何回も変えました。簡潔に説明することの大事さ・難しさを改めて学び、そういう意味でいい勉強になりました。

話はそれますが、私がまだUNHCRにいた時、(元)軍人と働くことが多かったのですが、彼らは文民と違っていつも要点だけを話すので、(元)軍人が司会する会議は必ず短く終わって助かりました。反対に文民が司会する会議(残念ながらこの方がずっと多いのですが)はまるで時間が永遠にあるかのように何時間も続き、参加者が皆参ったものです。時間管理やスピーチ管理に関してこの教訓から私もなるべく簡潔に話すようにしています。

Pecha Kucha Nightでは、おかげさまで私のプレゼンは一応うまくいったのですが、プレゼン後の司会者の言葉にびっくりしてしまいました。

「あなたは遠慮なくずけずけと話しましたね」(you are quite outspoken)

まあ確かにデザインや自分の趣味っぽいプレゼンが多いPecha Kucha Nightで、私のような国際政治が絡んだことを話す人は珍しい(あるいは初めて?)かもしれません。しかも、ルムンバ首相がCIAやベルギー政府によって暗殺されたことや、コンゴの戦争経済で儲けた者としてルワンダや多国籍企業などを挙げたので、あまりにもデリケートだと思われたかもしれません。しかし、これらは私の作り話でもなく、陰謀説でもありません。ですから、私は司会者に「でもこれらは事実で、我々は知る必要があります」と答えました。

人の悪口をずけずけと話すのはよくありませんが、コンゴや他の国での悲劇、しかも我々の日常生活と無関係でない悲劇に関して、誰かが知らさなければ、この世の中はどうなるでしょうか。ファッションやグルメ等の話だけで盛り上がっていいのでしょうか。しかも私は日本という安全な場で遠慮なく(まあ多少遠慮していますが)話せますが、社会を変えようと命がけで腐敗や人道侵害などを伝えている現地人のジャーナリストや人権活動家がいます。その中には命を落としている人もいます。彼らに対して、「あなたはよくそんなことをずけずけと言えますね」と平気で言えますでしょうか。

これにも負けず(というか特に気にしていないが)、これからもずけずけと話そうと思いますので、ご付き合いください!
先日のブログで「コンゴウィーク」について紹介しましたが、詳細に関してはVirgilさんの下記(英語でなく日本語のブログ)まで連絡してください。英語に自信がないけどやる気のある人なら誰でも歓迎しています。世界で同じようなキャンペーンがされており、コンゴ人などの学生と交流や議論ができる機会ですので、お見逃しなく!

http://stealthconflictsjp.wordpress.com/

ところで、先週「ファシリテーター人材育成のプロ」の青木将幸さんを大学に呼んで、ファシリテーターのワークショップを行いました。彼に関してはhttp://www.aokiworks.net/

この9月に宇都宮大学などが開催する「国際キャリア開発プログラム」の合宿セミナーが2回あり、講師がリードする各分科会に学生ファシリテーターを設けるのですが、学生のほとんどがファシリテーターの役割も知らず経験もないので、このような研修を企画したのです。

活発な話し合いがされている時に、ある学生がファシリテーターの役割について、こう表現しました。

「種に水をあげ、花を咲かせること。」

おー、すばらしい表現だな~。なかなかわかりやすい!

そう、ファシリテーターは講師と学生間の単なるつなげ役ではなく、モチベーション役でもあるんですね。

このワークショップ中、参加者の学生があまりにもハッピーで楽しそうで、かつ質問をどんどんしていたので、私はつい「普段の授業でも、このようなファシリテーター役がいるとか、interactive的な議論ができればいいのに」とコメントをしたのですが、その言葉に学生もうんうんとうなずいていました。

それに対して青木さんは、「今の若者は何を考えているかわからないと言われるが、問題は若者にあるのでなく、教員にある場合も。大学教員は研究のプロだけど、必ずしも教えるプロではない。もっと教え方に工夫したら、学生は伸びる」

そうなのです!私も宇都宮大学に来る前にもいろんな大学で講演をしたこともあったので教員に何人か会いましたが、中には「うちは地方大学だから刺激もなく、学生も大したことがない」、「学生の偏差値も低い」「就職先もいいところ行かないし」と完全に学生のことを軽視したり、あきらめている教員がいるのです!こんな教員であれば、学生にも元気がないはずですよね。そしてその若者に元気も自信もなければ、当然そのコミュ二ティーも、そして日本全国も活性化されないのです。

私もまだまだ新米教員なので、あまり生意気なことは言えませんが、もしかして、このファシリテーターの研修を必要とするのは、学生だけでなく、教員だったりして?今度、教授会に提案してみようかな?
ここんところ、ルワンダの話題が多かったですね。何しろ、8月9日に大統領の投票日があり、今月20日に大統領選挙キャンペーンが始まったのですが、野党3党は選挙できないままなのです。政党として登録できなかったか、あるいは登録できたが大統領の候補者は逮されたために出馬できないでいます。ルワンダ政府は「野党はもちろん批判することが仕事であるが、それがあまりにも行きすぎると虐殺が再燃する可能性がある。だからコントロールする必要あり」と野党の逮捕や自宅軟禁を正当化していますが、国連や人権団体等はかなり批判しています。ルワンダ政府の支持者である、アメリカ政府とイギリス政府は依然沈黙し続けています。もちろん日本政府も。。。

いろんな外国のメデイアがそれに関して報道しています。残念ながら日本のメデイアは全然取り上げていません。アー情けない。。。実は数日前にジャーナリストの知人にルワンダの現状に関する簡単な書類を送ったのですが、何の反応がありません。。。それはともかく、ルワンダに関する外国の報道を私のtwitterで定期的に紹介していますので、関心がある方は見てください。私のtwitterのアカウントはmasako1884です。(なぜ1884という数字を付けたかというと、1884-1885年に開催されたベルリン会議で、アフリカの植民地分割がされたことによって、アフリカの中でもコンゴの悲劇の歴史が始まったからです。)

今日は久々にコンゴの話題を話したいと思います。毎年10月に「コンゴウィーク」という、世界最悪の紛争国であるコンゴの悲惨さに関する啓蒙活動が世界中で行われます。昨年私も大阪大学での企画で話をし、それがyoutubeに載せられたので、観てください(私のパワーポイントはちらっと出ていますが、私自身は出ていません)。

http://www.youtube.com/watch?v=jiDxvt3pveA


今年も阪大で、Virgil Hawkin先生が企画しようと計画しています。関心がある人はぜひVirgilさんのブログへ連絡してくださいね。

http://stealthconflicts.wordpress.com/

え?私は関東でコンゴウィークをやらないのかって?実は9月に宇都宮大学等が主催する「国際キャリア開発プログラム」で合宿を2回開催するので(私も人道支援と平和構築で英語で分科会をします)、10月には他の企画をする余裕がありませ~ん。また、今コンゴやルワンダの人権問題に関して研究しようかな~と思っているので、しばらく大きな企画には手を突っ込まない予定です。
気がつくと、1週間もブログを書いていなかった。。。暑さでぐったりしていただけでなく、ルワンダでの悪化した政情を関係者に分かるようにまとめの作業に没頭していました。このプログにも載せますね。

ところでシャンソン歌手、前日本シャンソン協会会長の石井好子様は7月17日、入院中の都内病院にて肝不全のため亡くなりました。87歳でした。

実は石井様とは2008年6月20日に、UNHCR協会の中村恵さんの手配のおかげで、当時の教会事務局長の根本かおるさんの4人で一緒に昼食をとったことがあります。石井様は緒方貞子様の夫、四十郎様の幼なじみということもあり、毎年難民チャリティーコンサートを開催していました。2006年のそのコンサートのパンフレットに、前年スーダンに長期出張に行った際の私のコメントが載っていました。

「日本が戦後発展できたのも、阪神大震災後復興できたのも国民の努力のみでなく、国際社会からの支援があったことを忘れてはならない」「スーダンは遠い国だから自分たちは関係ないという考えは今の世界では通用しません」

そして石井様は、通用しているのが『日本ではないのか』と疑ってしまうのは淋しいこと、日本人の難民に対する意識の低さ、飽食の日本では平気で100万円もする食事を食べるのであれば、その分を難民に廻していただきたいと思うことが書かれていました。

私はそのコンサートの場にいなかったのですが、同僚がそのパンフレットを南アにいる私に送ってくれました。私は早速石井様にお礼の手紙を書き、それから文通が何度か続きました。石井様は多忙なのにもかかわらず、CDや石井様の名入りのTシャツを送ってくださったり、手紙も必ず手書きでした。コンゴ東部で厳しい環境で勤務していた時、石井様の手紙が励みになり、それを自分のコンピューターの前に飾っていたものです。

文通のやり取りをした後、上記の食事で石井様と初めてお会いしました。コンサートを控えて多忙であったのに、わざわざ時間を割いてくださいました。姿勢が正しく、終始堂々と、そしてニコニコとしていて、かつ心優しい姿が大変印象的でした。自分自身のフランスへの留学話やシャンソンとの出会い、自分の難民支援の関わり等について話されたのですが、その中でも「自分の人生が良くなったのは、80歳になってから。よく歌えるようになった」とおっしゃっていたのを今でもよく覚えています。

わお、かっこいい!私は石井様の人生の半分も生きていなく、時折小さいことで落ち込むことがあるのに、もっと人生を長期な視点で見なくてはと反省させられたと共に、大変勇気づけられました。それから石井様は私の憧れの的となりました。それにしても、石井様といい、緒方様といい、曽野綾子様といい、戦争を経験された方々は本当に強く、尊敬できます。

石井様、本当に素敵な思い出をありがとうございました。これからも私たち後輩を、そして難民を見守ってください。この場を借りてご冥福を申し上げます。

石井様の「お別れの会」が8月26日に行われるので、参例する予定です。
ルワンダ野党の副党首が13日から行方不明になり、14日に彼の死体が見つかりました。頭部は体から完全に離された、大変むごい殺され方です。

http://gu.com/p/2tccc/tw


この野党、民主グリーン党は、来月行われる大統領選挙参加には登録できなく、党首は政府からかなり脅迫を受けていたので、この事件でさらに恐怖感が増したということです。

このプログで繰り返し伝えているように、今年になってルワンダでは「虐殺を否定している」「国家安全保障の妨害になる」などの理由で、ジャーナリストや野党が殺害・逮捕されています。ルワンダ人だけでなく、ピーター・アーリンダ氏のようなアメリカ人弁護士も同じように扱われていました(ところで、昨日彼の講義の動画を観たのですが、「自分がルワンダの刑務所にいた時の処遇は、グアンタナモ収容所の収容者のそれよりもましだった」と話していました。彼は常に自分のことより、自分よりひどい目にあっている人々のことを語っています。なんて素敵でしょう)。ルワンダの正義のために闘うためには、リスクを覚悟しなければなりません。

NGOの国境なき報道団は欧州委員会に対してルワンダ選挙への援助を中止するように呼びかけています。ルワンダを「アフリカン・サクセスストーリー」としてとられ、しかも人権問題にうっとい日本では、そのような運動は見られませんね。日本政府は「人道大国」だけでなく、「人権外交」もしてほしいものです。
人権団体のヒューマン・ライツ・ナウ(Human Rights Now)というNGOをご存じですか?人権侵害に苦しむ地域に駆けつけて、現地NGOと協力して事実調査を行い、世界に向けて報告し、人権状況の改善を訴えています。私はHRNの集まりで昨年コンゴの人権状況について話したり、HRNが企画するセミナーに参加しています。

今年2-3月に私はJICAのアフリカ仏語圏平和構築研修にかかわったのですが、その研修にHRNの理事である伊藤真氏(弁護士)が 「平和憲法と戦後民主主義」」という講義をし、研修生の間で大評判でした。その時の様子を、伊藤氏はHRNニュース7月号に下記のように書いています。

「(研修で)印象的だったのは、日本が60年以上も憲法を書いていないという話になったときに、それをうらやましがれたことです。あるアフリカから来た官僚は自分の国では大統領が変わるたびに憲法も変わってしまい、国の機関も入れ替わってしまう。つまりごく一部のインテリ権力者の私利私欲のために憲法が変えられてしまうというのです。一度決めた憲法を容易に変えさせないようにするにはどうしたらいいのかという議論になりました。つまり人の支配でなく法の支配にするにはどうしたらよいかという根本的な問題的です。」

そして下記のように伊藤氏は提案しています。

権力者にとっても法の支配が自分の利益にもなると思わせることが必要だ。そのためには、憲法や人権を守った政治をすれば外国から一定の利益を得られるというようなガイドラインを作ってその達成度によって日本が経済援助をするような制度はどうだろうか、つまり外圧を利用する、と提案してみました。すると、ぜひ日本にそうした目安となるガイドラインを作ってほしいと言い出したのです。立法・行政・司法が憲法に従って行われているかを分野ごとに評価して、達成度に応じて経済援助を受けられるという具合に努力目標があると、利権によって潤う権力者も憲法を大切にするだろうというのです」

もちろん外圧(条件付けの援助)を使って権力者に人権尊重を理解させ、それを実行させるのはいろいろ問題がでてくるでしょう。何しろ、いくつかのドナー国や経済界も、そもそも相手国の貧困削減等に関して真剣に考えておらず(何人かの外交官がそのようにはっきり言っていたのを聞いたことがあります)、援助=ビジネスとして見ています。だからこそ、相手国が「腐った国家」であっても、「TICADで援助を倍増することを約束したから」という理由で援助し続けているのです。また、援助を受ける政治家の問題意識が低くければ、人権尊重のことをわからないまま、単に外圧を避けるためにガイドラインを守るかもしれません。

しかしガイドラインをきっかけに、政治家が人権問題に意識する可能性もあります。人権団体や弁護士団などが外務省やJICAと共に、人権の目安を重視する新しい形の国際協力をつくっていきたいものです。
7月10日朝日新聞の夕刊に、W杯の「敗者たち」が残した言葉があり、本田選手の言葉が印象的でした。

「批判する人がいなかったから、ここまでこれたかどうかわからない。応援してくれた人だけでなく、批判してくれた人にも感謝したい」

さすがビッグスターはいいことを言う!よく批判を悪口のようにとる人がいるのですが、私は反対に、「この人は自分のことを気にしてくれているから、またよくなってほしいと真剣に考えているから、このような助言を言ってくれているんだ」と思うようにしています。もちろんそのような思考法はなかなか難しいのですが、、、本田選手は批判をアドバイスとして受け止めたため、いいプレーができたのでしょう。

いま私は大学教員として、学生に「指導」(この言葉は偉そうに聞こえるので、使いたくないが)する立場にいます。ある学生がインターンを希望しているので、その人の動機付けや履歴書を見たのですが、あまりにも漠然としており、その人の情熱が伝わらなかったので、「自分を売り込み、就活する気持ちで、もっと気合いを入れて記入してください」と伝えました。その学生がそれを「脅迫」、あるいは「刺激」としてとったのかわかりませんが、士気が高く、positive thinkerであればこれを機にぐんぐん伸びると思います。

残念ながら、今のルワンダは現政権の批判を許す環境になく、批判者を逮捕したり殺害しています。ルワンダがいくら経済成長に成功したとしても、批判者にも耳を傾けないようであれば、真の民主主義とは言えないですね。本田選手のこの言葉を、ルワンダ政権だけでなく世界の独裁者にも伝えたいものです!
遅くなりましたが、『アフリカ学入門~ポップカルチャーから政治経済まで』(明石書店)が7月5日に出版されましたので、お知らせします。「アフリカで働く~アフリカx国連職員」という章では、私のインタビューも載っています。



「高校生・大学生用にアフリカに関する教科書がないので、自分で作った」舩田クラーセンさヤかさん(編集)の行動力には脱帽します。彼女は学者として、またはアクテイビスト(activist)として活躍し、私はいつも刺激されています。

ところでこのアクテイリビストという言葉ですが、先日映画監督のマイケル・ムーアさんのDemocracy Now!のインタビューを聞いていて、「自分はアクテイビストだと言われているが、民主的な社会では、皆がアクテイビストであるべき」と答えていたのが印象的でした。確かに!

アクテイビストと言うと、特別な人が特別な行動を取っている人という印象を受けますが、エコ、食の安全保障、教育など日常生活に欠かせない活動をしている人たちも、それぞれアクテイビストなんですね。これらが「特別」でなく「当たり前」としてとられるようになれば、どんなに素敵でしょう。

話は本書に戻りますが、アフリカってどんな大陸?アフリカをもっと知りたいという人にぜひお勧めします。さやかさんはアフリカの全体図を入れたつもりなのしょうが、人権問題も入れたらもっとよかったのにと思っています。日本にはアフリカの人権を専門とする人が実はいないんですね(もちろん少年兵やジェンダー等の問題の研究家はいるが)。

ということで、私がそのアクテイビストとして、原稿を書くことにしました!といいつつ、「言うは易く、行うは難し」、データ(例えば、人権活動家やジャーナリストの暗殺者数など)かなかなか収集できないので、どのようなものが書けるかわかりませんが。。。。もしいい参考文献があれば、教えてくださいね。
コンゴは50年前に独立した時に希望があったのですが、その後市民は戦争、汚職と貧困で苦しんできました。BBCは、市民の肖像写真と彼らの過去と現状のメッセージを流しています。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/world/africa/10431994.stm
 今月7日、優れた報道に贈る日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞に、毎日新聞東京本社外信部の白戸圭一記者の著書「ルポ 資源大陸アフリカ-暴力が結ぶ貧困と繁栄」(東洋経済新報社)が選ばれました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000054-mai-soci

同じ「アフリカ仲間」として、今回の受賞を大変嬉しく思っています。本書には、コンゴ東部の資源を巡る紛争に関してもよく書かれています。まだ読まれていない方は是非読んでください!また、白戸さんは書くだけでなく、話すのも大変上手なので、白戸さんの講演にも足を運んでくださいね。

ということで、これからもアフリカ関係の本が出版され、それがどんどん社会で認められることを願っています。(ところで現在、紀伊国屋の新宿店で「アフリカフェア」が開催されているそうです。来週ぜひ見に行かなくては!)
ウガンダの新聞Daily Monitorに、Rwanda's unresovled secret historyという面白い記事がありました。

http://www.monitor.co.ug/Magazines/-/689844/951456/-/view/printVersion/-/5di3rqz/-/index.html



記事に書いている通り、ルワンダ現政権を支援してきた英語圏のメデイアでさえ、同政権を批判するようになっています。謎の暗殺(未遂)が続き、それに対してルワンダ政府は関与を否定していますが、真相を隠そうとしている姿がバレバレです。

ところで、「ルワンダとウガンダの大統領同士は仲が良かったのに、なぜウガンダの新聞はルワンダ批判をしているの」と疑問に思った方もいるかもしれません。

コンゴの第3都市のキサンガニでは、1999-2000年にかけてダイヤモンドの取り合いをめぐって、ルワンダ軍とウガンダ軍が3回衝突し、ルワンダ軍が最終的に勝ちました(もちろん現地のコンゴ人はその時に殺害されています)。それ以降2カ国間は国交はあるものの、あまりいい関係にはありません。何しろそれまでウガンダのムセベニ大統領は東アフリカのリーダー的存在であったのですが、以前ムセベニ大統領の子分であったルワンダのカガメ大統領がプレゼンスを目立つようになったからです。要するに嫉妬の問題です。

最近ウガンダへのルワンダ人の亡命者、あるいはウガンダで数週間滞在してから他国に亡命するルワンダ人が増えているのは、そのためです。亡命者はウガンダではムセベニ大統領に保護されているのです。

記事の最後に、「西洋諸国は、アフリカのシンガポールというルワンダ政府のイメージしかないが、その裏には1990年以降残っているRPF政権のミイラがある」と締めくくっていますが、その西洋諸国には日本ももちろん含まれています。TICADのスローガンである『元気なアフリカを目指して」と言っている場合ではありません。ドロドロして腐ってしまったアフリカ政治の真相に早く気付き、対処方法を考えるべきです。
6月30日コンゴ中が独立50周年記念で浮かれている日に、コンゴ東部の北キブ州のベニにて、ある人権活動家のMuhindo Salvatorが殺害されました。彼はBon Samaritainという人権NGOで働いていました。

このニュースはたまたま在外コンゴ人から送られたのですが、なぜかこのニュースをどの通信社も取り上げていません。6月2日に死体が発見された人権活動家のFloribet Chebeyaのニュースの取り上げ方とは大違いです。(もちろんChebeya氏は27年間も働いたという実績もあるのですが)

おそらくこのように外部者が知らないところで、ひっそり殺害されているジャーナリスト、人権活動家、政治家がコンゴ周辺にたくさんいるのでしょう。あるいは毒を飲まされ、「心臓発作で亡くなった」として報道されるケースも。(実は毒を使用したケースがかなりあり、私もコンゴにいた時にその話をよく聞いた)

あまり知られていませんが、モブツ政権の時と違って、カビラ現政権ではジャーナリストや人権活動家は急速に殺されています。しかもいつものことですが、何の調査もされません。コンゴの人権状況に関する論文かエッセーを書きたいなと思っているのですが、まとまったデータがなかなか手に入らなく困っています。だれかどこかで持っていませんか?
Foreign Policyという雑誌で、The worst of the worstという記事であり、世界最悪の独裁者23人をリストしています。

http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/06/21/the_worst_of_the_worst?print=yes&hidecomments=yes&page=full


その中に13人のアフリカ人がいました。半分以上も占めているのです!

1.ジンバブエのムガベ大統領
2.スーダンのバシール大統領
3.エリトリアのアフウェリキ大統領
4.エチオピアのメレス大統領
5.リピアのカダフィ大佐
6.チャドのデビ大統領
7.赤道ギニアのオビアング大統領
8.エジプトのムバラク大統領
9.ガンビアのジャメ大統領
10.ブルキナファソのコンパオレ大統領
11.ウガンダのムセベニ大統領
12.ルワンダのカガメ大統領
13.カメルーンのビヤ大統領

このリストはあっているのですが、なぜコンゴのカビラ大統領が入っていないのか、わかりません。

それはともかく、我々の税金がODA等を通じてこのような「腐った国家」に渡っているかと思うと、腹が立ちませんか。貧しい人々のニーズに応えるためでなく、独裁者の別荘や買い物ツアーに使われていることを日本政府は知っているのでしょうか。そういう意味で、ODA等の「事業仕分け」が必要となりますね。
2日に、コンゴ東部の南キブ州で、石油運搬車(タンクローリー)が横転し、爆発炎上で235人死者、104人傷者がでました。

運搬車から流出した石油を回収しようと住民が集まったために、必要以上に被害者が増えました。2002年1月にコンゴ東部のニィラゴンゴ火山が爆発し、溶岩がゴマ市に流れガスリンスタンドが爆発した時も、リスクを負いながら市民はガスリンを回収をして命を落としていました。

このように、荷物や乗客を積み過ぎて、あるいは道路が悪すぎて、トラックや飛行機が横転・墜落する事故はよくコンゴで起きています。どれも定員数などを守っていれば、あるいは道路の維持をしていれば避けられる事故ばかりです。

いつものことですが、人間って過去の教訓から何も学ばないなーといつも悲しくなります。もちろんこれはコンゴに限ったことではないのですが、特にコンゴではその頻度が多すぎる!コンゴ政府は独立50周年に浮かれるのでなく、事故防止のために動いてほしいものです。

ところで上記のニュースは、日本でも大きく報道されました。確かに大事故でありますが、戦争でも政治的な事件でもありません。今年1月から、そして特に5月以降コンゴやルワンダで政治的や人権侵害関係の大事件が続けて起きているのに、その報道は全くされていません。このようなニュースもどんどん取り上げて欲しいものですね。
以下のセミナーが大阪大学で開催され、私も行く予定です。関心があれば、ぜひ参加してください。 

GLOCOLセミナー(54)/「コンフリクトの人文学セミナー」第51回
◇ アフリカでの紛争解決 コンゴ民主共和国(DRC)の場合
└──────────────────────────────────
 http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/100709.html

【日時】2010年7月9日(金)17:00~19:00
【場所】大阪大学人間科学研究科東館106教室(吹田キャンパス)
【主催】大阪大学グローバルCOEプログラム
       「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
      大阪大学グローバルコラボレーションセンター
【講師】フセイン・ソロモン教授、プレトリア大学政治学部(南アフリカ)
      ※英語講演(通訳なし)
【参加】無料・事前申し込み不要

コンゴ民主共和国(DRC)を事例に、なぜ紛争解決の取り組みがうまく
いかないかを考察する。まず、アフリカで失敗した紛争解決例から10の
教訓を紹介し、DRCでの和平を脆いものとしている理由を明らかにする。

┌──────────────────────────────────
◆ 第55回 GLOCOLセミナー / 「コンフリクトの人文学セミナー」第53回
◇ アフリカにおける紛争後復興の課題
└──────────────────────────────────
 http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/100716.html  

【日時】2010年7月16日(金)17:00~19:00
【場所】大阪大学人間科学研究科東館106教室(吹田キャンパス)
【講師】フセイン・ソロモン教授、プレトリア大学政治学部(南アフリカ)
      ※英語講演(通訳なし)
【参加】無料・事前申し込み不要

アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)が2005年に打ち出した
紛争後復興政策フレームワークの内容や、紛争後復興に関する研究成果など
に言及しながら、そのあり方について考察する。


●講師紹介:フセイン・ソロモン
 南アフリカ・プレトリア大学国際政治研究センター長、同大政治学部教授。
 アフリカの紛争解決、移民問題、南アフリカの外交政策、国連改革、宗教的
「原理主義」などについての業績多数。

6月30日にコンゴ独立50周年記念式が行われ、「国王が4人、大統領が20人も出席した」という報道があったのですが、実はその半分の10人しか出席していませんでした。

ところで、当日9時に記念式が開催する予定だったのですが、それが2時間遅れました。単なる「アフリカン・タイム」ではありません。ルワンダのカガメ大統領の到着を待っていたのです。蒸し暑い熱帯気候の中で!ゲストの中には、(宗主国)ベルギー国王夫婦もいました。

なぜ時間厳守で有名なカガメ大統領が遅れたのかわかりませんが、「自分は(ベルギー国王よりも)権力がある(だから自分なしには記念式が始まらない)」ということを証明したかったのでしょうか。

2時間も遅れてきながら、カガメ大統領はカビラ大統領が演説している間、それを聞かずにJeune Afriqueという雑誌を読んでいたとか!ですから、コンゴ人の間で「コンゴは誰によって支配されているのか?カビラ、あるいはカガメか?」と言い合っているそうです。もちろん、後者なのですが。

そのルワンダですが、野党リーダーの新しい弁護士が逮捕され拷問されています。詳しくはRwanda: Kagame tortures opposition, arrests Ingabire's new lawyer
http://www.digitaljournal.com/article/294121

これからのルワンダの政情がますます心配です。



 

雑誌のForeign Policyの脆弱国家の調査によると、世界最も脆弱な国家はソマリアで、その後チャド、スーダン、ジンバブエ、コンゴと続いています。

http://allafrica.com/stories/201006240615.html

この脆弱国家と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?「リーダーシップが(足り)ない」「汚職がひどい」でしょうか。私もコンゴに行くまでそう答えていたかもしれません。今はそれに加えて、「戦争犯罪人が国家を統治している」とも説明しています。これを聞いてびっくりする人もいるのですが、本当なんです。

だから、我々が「脆弱国家」と呼ばれる国に対して質のいい協力・援助をしても、それが必要としている人になかなか届かないのは当たり前です。どぶの中に金を落とすようなものですから。

そのような背景がわかるように、私は最近表現を変えなくてはいけないと思うようになり、脆弱国家でなく「腐った国家」と呼んでいます。もし他にいい呼び方があれば、教えてくださいね。
今日2010年6月30日はコンゴが独立してからちょうど50年が経った記念すべき日です。コンゴ政府はベルギー国王や国連事務総長などを招待し祝福するのですが、現地の司教らは「独立して進展どころか、後退している。祝福するどころではない」と話しています。

6月2日にコンゴ人の有名な人権活動家のフロリベ-・チェベヤ氏の死体が発見され、国内だけでなく世界からコンゴ政府への非難の声が高まりました(日本では残念ながら報道されていないのですが)。ベルギーの人権団体は「そんな時期に、なぜ国王はコンゴ訪問を?」と批判しているそうです。また、ルムンバ初代首相の息子らは今月になって、ルムンバ氏を暗殺したベルギー人12人を戦争犯罪人として告訴すると主張しています。ですから、ベルギー国王の訪問は大変おとなしく、特に公けに演説もしない予定です。

ところで、昨夜のDemocracy Now!で, "As Congo marks 50th anniversayr of independece, human rights abuse rise in Congo and neighboring Rwanda" という興味深いインタビューがありました。この2カ国をくっつけたのはさすがDemocracy Now!。この両国は切っても切れない関係にあり(というか親分、子分の関係。もちろんルワンダが親分です)、国単位で地域単位で政情などを見なくてはなりません。

その番組に、ルワンダで3週間逮捕されていた米弁護士のピーター・アーリンダー氏と、2006年のコンゴ大統領選挙に立候補したアラフエレ・カララ氏が出演していて、アーリンダー氏が「あなたは刑務所にいた時に、自殺未遂したそうですが」と聞かれて、「自分のことより、コンゴで1000万人が亡くなっているなど大事なことを話そう。アメリカはそのアフリカ大湖地域の軍事独裁を支援している。」と答えたのです。

なんて魅力的な人でしょう!アーリンダー氏は刑務所にいる間体調が悪くなり、入院を続けていたのにもかかわらず、常に他の犠牲者のことを考えているなんて!彼はまさしく私のヒーローです!アーリンダー氏のように勇気があり、弱者や犠牲者のために闘う人が増えれば、この世の中は少しは平和になるのですが、それって夢の夢のことでしょうか。




著書『世界最悪の紛争「コンゴ」』の出版社である創生社が、コンゴ独立50周年記念(6月30日)を機にHPにコンゴ特集を組んでいて、千葉康由氏、下村靖樹氏や私が撮った写真を掲載しています。

http://www.books-sosei.com/sp/congo2.html

創生社が「コンゴの啓蒙キャンペーン」にこんなに協力的で、私も感激です(涙)。本当にありがとうございます!

また、国際開発ジャーナル7月号(p.76)にも、著書が紹介されていますので、ご覧になってください。

いよいよ明日30日はその独立50周年記念日ですが、28日にベルギーの国王が25年ぶりに首都キンシャサに来て盛り上がっているよう。その一方で地方では、「公務員の月給が来ていないのに、祝福するどころではない!」と記念式のボイコットをしている人たちもいます。

コンゴにいた時思ったのですが、コンゴ人は記念式、選挙、コンサートといった大きな行事の実行はうまいのですが(というか、「何とかやりくりせよ」の精神でやっている)、そのエネルギーを日常生活にもうまく使えば国も多少発展するのになー。今回のW杯でも、「市民がテレビ観戦できるように、電気の配給は24時間する」と電気公社は言っているのですが、「それって日常的にも当然のようにやってください!と言いたいですよね。

要するに、コンゴ人は今日、明日という短期的な視点でしか行動をしていないのです。30日の記念日だけでなく、その後の50年をどうするのかという長期的な視点でもってほしいものです。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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