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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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26日の”Democracy Now!”で、アメリカ人の脚本家でフェミニストのイブ・エンスラー氏がインタビューされました。知らなかったけど、彼女はあの有名な芝居の『ヴァギナ・モノローグス』(原題:The Vagina Monologues)の脚本家なんですね。様々な女性たちが自らの女性器について語った内容(性的暴力も含む)の芝居で、一度南アで観たことがあるのですが、大変パワフルでかつリアルで、特に男性に観賞をお勧めします。日本では2004年と2005年上演されたのですが、またやってほしいものです。
 
イブ氏はがんと闘っていながらも、コンゴの性的暴力について熱く語っていました。「世界のレイプの中心地」(rape capital of the world)であるコンゴで、その解決のためにミシェル・オバマ夫人に関与してもらおうとイブ氏は働きかけたのですが、ミシェル夫人は「女性拡張運動は私のブランドでないから」と断ったそうです。政治的な理由(資源が豊富なコンゴに権力国や多国籍企業が関与)があるのでしょうが、同じ女性が数多く犠牲になっているのですから[2009年だけで8000人いたが、これは報告されている数だけであり、現実にはもっといると言われている]ぜひ取り上げていただきたいと思います。
 
イブ氏のインタビューで印象に残ったことは「私のガンはコンゴの女性の悲惨さに比べるとまだまし。なにしろ、私には周辺から「早く治って」という励ましや関心があり、それが最大の治療薬になっているから。コンゴの女性は世界から忘れられている。ボスニアの女性も以前同じ目にあったが、世界からの関心があったので1年半で解決された。コンゴではその意思がないため、13年も女性が苦しみ続けている」と目を少々赤くしながら、話していたことでした。

関心の問題に関しては同感です!
730日から83日までコンゴ東部のある村で約150200人の女性が集団レイプされた事件で、コンゴの国連平和維持軍(PKO)の信頼はなくなっただけでなく、市民への無関心さが再び浮き彫りにされました。その村の近くにPKO軍の基地があり、その村がコンゴとルワンダの武装勢力(=性的暴力の加害者)に支配されているとわかってながらも、PKO軍は3週間も何の行為をとらなかったそうです。それは「住民がレイプのことをPKO軍に教えてあげなかったから(言わない方が悪いんだ)」だとか。そしてこの対策として、PKO軍はパトロールを強化すると国連事務総長代表は話していました。
 
この答えのひどさに怒りがムラムラ!私はコンゴ東部でPKO軍(インド軍が主要)と一緒に働き、またレイプの被害者に会ったことがあるので以下の3点について言えるのですが、①誰もレイプのようなプライベシーについて赤の他人(特に外国人)に最初から語らない。相手を信用して初めて話せる。②ほとんどのインド軍は公用語のフランス語だけでなく英語もできず、地元の人々と全然コミュニケーションがとれない(せめて挨拶の言葉だけでもして覚えてほしかったが、それもしなかった)。コンゴ人の通訳がいても全員男性なので、被害者側にとって大変話しにくい。私がコンゴ東部にいた時にインド軍に女性の派遣を何回もお願いしたが、治安の理由で送れないとのことだった(ちなみに、リベリアの首都モンロビアには女性のインド軍が多数いる)。③パトロールといってもPKO軍は主要な道路しか通らず、地元の人が通る小道はほとんど通らないことが多いため、あまり効果がない。
 
コンゴに限らず、世界における性的暴力について、日本においてももっと真剣に取り組む必要があります。UNIFEM(国連人口基金)東京事務所は母子保健に関してキャンペーンを実施していますが、同様に性的暴力もやってほしいものです。そしてユニセフにも!今日、コンゴに関心があるジャーナリストに会い、「ぜひ性的暴力の特集を!」と頼んだろころ。皆様もご協力をお願いいたします。
 
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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