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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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11月16日付のICG(International Crisis Group)というシンクタンクによると、昨年から続いているコンゴ政府軍とルワンダ政府軍によるルワンダ武装勢力への掃討作戦にもかかわらず、コンゴ東部はまだ不安定です(実際はウガンダ政府軍もウガンダ武装勢力のLRAへの掃討作戦を行っているが、ここではあくまでもルワンダのみ触れている)。
http://www.crisisgroup.org/en/regions/africa/central-africa/dr-congo/165-congo-pas-de-stabilite-au-kivu-malgre-le-rapprochement-avec-le-rwanda.aspx

そもそも掃討作戦は不十分に計画され、また昨年3月に武装勢力のコンゴ政府軍への軍統合が同意されたものの、武装勢力の中には戦争犯の疑惑の人がいたりと軍事的現状は無茶苦茶です。それによって人道状況は悪化し、過激的な暴力事件は増加しました。
 
実はこの無謀な掃討作戦は国連PKOによって支援され、我々の税金(日本はアメリカに次いで、PKOの第2の拠出国)も平和維持どころか、その反対の目的のために使われているのです!大変矛盾しているのですが、国連PKOのマンデートは(掃討作戦を行っている)コンゴ政府軍を支援することであり、また市民保護でもあります。この筋の通らないPKOのマンデートに関しては、私がコンゴ東部にいた2-3年前、いつも人道支援機関(国連機関やNGO)の間で憤慨していました。PKOの言い分はいつも「国連安保理が決めたことだから仕方がない」でした。それがまだ続いているようです。。。
 
さて話はICGのレポートに戻りますが、最後にコンゴ政府や国連PKOへの提言として
 
「国際的にーアメリカ、中国、ベルギー、南アとアンゴラー訓練された軍の派遣される間に、コンゴ政府軍による攻撃的な掃討作戦を延期する」
 
と書いていたのには呆れました。(と言っても今回のレポートが初めてではなく、今までも「十分に計画した掃討作戦」を勧めていたのですが。。。ちなみに私は昨年ICGのコンゴ担当者に会ったとき、これに関して議論したのですが、よく理解できない答えが返ってきました。)掃討作戦を延期でなく、即止めるべきです。
 
戦争経済で金儲けをしている武器商人や権力者以外は、掃討作戦は何の利益ももたらせないこと、また掃討作戦によって一般市民、特に女性、子供、シニアの方がいつも犠牲になっているとわかっていながら、なぜ掃討作戦を勧めるのでしょうか。そして紛争解決のために紛争の原因を政治的に(非暴力的な対話など)対処することが重要だと繰り返し言われているのにもかかわらず、なぜそれができないのでしょうか。本当に腹立たしい!戦争と人道危機はNever ending storyになってしまっています。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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