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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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「ホテルルワンダ」の主人公ポール・ルセサバギナ氏が、ルワンダ政府の検査官から起訴されました。ルセサバギナ氏が、コンゴ東部にいるルワンダ反政府勢力(FDLR)に送金をしたこと、また現在流刑生活を送っているビクトワール・インガリベ氏と協力関係にあるというのがルワン政府の言い分ですが、ルセサバギナ氏は「根拠がない」と否定しています。

ルワンダ政府がコンゴにおける「虐殺」に関与の疑いがあるという内容の国連報告書が10月1日に公表された時、ルワンダ政府は憤慨して否定したのですが、上記の二人は「国連よ、真実をよく公表してくれた」と歓迎しました。その二人への報復として、逮捕・起訴をしたのでしょうか。

ちなみにルセサバギナ氏は虐殺中大勢の人を救ったということで、世界からヒーローとしてとらえていますが、ルワンダ政府はそう見ていません。彼はルワンダ政府に対して批判的だからです。

今日たまたまtwitterで数回、「Rwanda ルワンダ」で検索をしたのですが、英語では上記のニュースをつぶやくものが99%で、日本語ではこのニュース以外のものばかりでした。「ホテルルワンダ」を観た日本人はかなり多いのに、このニュースを知らない(英語のニュースでしか報道されていないため?)、あるいはこのような政治的なニュースには関心がないのでしょうか。

映画「ホテルルワンダ」199447月という3ヵ月という特定期間の記録(snapshot)だけを撮っており、それだけを観てルワンダを語る人がたまにいるのですが、それはとても危険です。その前後に何が起きたかも見ると、かなり全体図や現状が見えてきます。それはまるで広島・長崎での原爆投下だけという「日本=犠牲者」のみを語り、それ以前に日本が東・東南アジアでの「日本=加害者」としておこなったことを忘れる、あるいは無視することと同様です。「ホテルルワンダ」で虐殺の「犠牲者」として知られるツチ(また、フツの穏健派)は、ルワンダでもコンゴでも「加害者」でもありました。ですから、「いい人」(あるいは「かわいそうな人」)と「悪い人」と簡単に区別はできないのです。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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