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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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さて9日のルワンダの大統領選挙まで1週間となりました。10日ほど前に、ある野党のメンバーが2人強制的に逮捕された以外に最近大きな事件はなく[注:6月下旬-7月中旬までジャーナリスト、野党、弁護士の3人が殺害され、現政権の一人は暗殺未遂にあった]、現政権は720日以降200万米ドルかかる選挙キャンペーンを行っています。
この数カ月ほど国内外でのルワンダに関する報道に注目していたのですが、日本ではゼロ、海外では上記の事件に関して多少ルワンダ現政権への批判はあるものの、大手のメデイアは大抵沈黙状態です。16年前に世界歴史に残る虐殺があった国で現在報道や表現の自由への抑圧があり、それが要因で将来また国が爆発してもおかしくないのに、それに関する報道をしないのはかなり変だと思います。ルワンダ虐殺といい、ダルフールの民族浄化といい、"no more genocide!"の教訓を我々はまだ得ていないではないでしょうか。

その理由の一つとして、一般的にアフリカの発展を語る際に、経済成長、紛争、民主化、貧困やエイズだけに焦点を置き、人権問題は全く無視されているからだと思います。ルワンダではインフラ、観光産業、コーヒー産業だけでなく、教育機関や医療機関などの公共サービスもまずまず充実しています。昨年、世銀はルワンダを最も進歩した国と言っており、日本からも毎年1500人がルワンダを訪れています。2001年以降経済成長が毎年平均6%上昇しており、アフリカで最も安全な国の一つであるルワンダを、国際社会はアフリカのリーダー的な存在として認めています。だから、「ルワンダは大丈夫、もう自立している」と勘違いしているのでしょう。実際にいろんな人にルワンダにおける悪化している現状について話すと、「そんなこと初耳だ。知らなかった」とかなり驚いています。

ある欧米の外交官は「ルワンダには民主主義はないが、アカウンタビリティー(accountability)はある」と言っており、これには頷けます。ここでいうアカウンタビリテイーとは「説明責任」ではなく、「当事者が目標達成にむけて、問題の解決策を見出し、それを実行しようとする意識を持つこと」です。ルワンダ人はけじめがあって勤勉で、だからこそ上記のような「外見のサービス」は発展したのですが、それと同時に人権のような「心(精神)のサービス」も充実しなければ、真の民主主義、そして平和と安定が来たとは言えないでしょう。その視点からルワンダをはじめ、アフリカの諸国を見る必要があると思います。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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