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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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ルワンダ大統領選挙に登録できなかったFDU党首のビクトワール・インガリベ氏は、党の支持者から

「マンデラ氏のアフリカ女性」

と呼ばれているのですが、私は

「アウン・サン・スー・チー氏のアフリカ版」

と呼びたいと思います。

今年1月にインガリベ氏は16年ぶりに亡命先のオランダからルワンダに帰国して以降、国内外で大変注目を浴びています。彼女は、世界でルワンダにしか存在しない「虐殺イデオロギー」法の罪を犯したということで、4月に逮捕ー>自宅軟禁になり、彼女の弁護士も外国人であろうとルワンダ人であろうと逮捕されています。同じ党のメンバーも逮捕・行方不明になっています。この「虐殺イデオロギー」法は、国際社会からあいまいでおかしいと批判されているのですが、権力国でルワンダを支持しているアメリカとイギリスはこれに関して沈黙。。

インガリベ氏のパスポートは政府から没収されているため、オランダにいる夫と子供3人と会えなく、かつ毎日のように政府から死の脅迫を受け、大変孤独で恐怖心に包まれた生活を送っています。自分の安全のために家を転々と回ったり、党の記者会見をいろんなホテルで開きたくても、「安全の保証がないので」断われるそうです。あるインタビューで、「私は母国で独裁者の犠牲者になっている」と言っていました。それにも負けず、毎日のように情報を発信し、「インチキな大統領選挙を認めるな」などと拠出国に呼び掛けています。

ちなみに私はビクトワール氏が率いるFDU党の支持者ではありませんが、軍事独裁国家のルワンダで非暴力で闘う彼女に脱帽しています。彼女が一日でも早く自由の身になり、ルワンダの政治に関わることができるよう祈っていますが、残念ながら、今の政情からして近い将来実現されないようです。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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