コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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昨日あるNGOのメンバーと話していて盛り上がったのが、「女性の顔が見えない」ことです。大震災関連で登場する人たちは、99%が男性。例外は蓮舫氏(節電啓発等担当相)、辻元清美氏(ボランティア担当補佐官)と原子力大手アレバ(フランス)のCEOぐらい(といっても、前者の二人はほとんど決定権がないのですが)。とにかく政府、東電、「治安」保安院、IAEA、研究者などどこを見ても、男、男、男。。。一般的に女性の研究者は多いのに、原子力関連の研究者はいないのでしょうか。
その男性群の共通点は何と言っても、“Cool head, warm heart (クールな頭と温かいハート)“ならぬ、“Hot (or no?) head, cool heart(熱い(あるいは脳自体がない?)頭と冷たいハート)”を持っていることです。失礼ながら、正しい判断力も明確なリーダーシップも不足していて、自分の職、立場やプライドを確保するのに必死になり、最も弱い立場にいる人たちの痛みを理解しようとしない。自分の名誉にしがみつくのは勝手にしてもらっていいのですが、それで罪のない人が直接的に、あるいは間接的に犠牲になるのは許せない行為です。難民や国内避難民がいるアフリカの様々な国において、私は上記のような「偉いリーダー」らに会い、頭が狂いそうになったことが何度もありましたが、今回母国の日本で同様な場面に直面し、アフリカ諸国を批判してはいけないなと反省しています。。。今回の大震災をきっかけに、「アフリカというレンズを通して、日本の弱点を見直すこと」がたくさんありました。
私はいわゆるフェミニストではありませんが、今回の大震災を女性がマネージしていたらどうなっていたでしょうか。男性に比べると他人の痛みがもっと理解できる点に関しては、少なくとも原発半径20-30キロ区域を拡大し、数多くの住民、特に妊婦と乳幼児の避難ができたのではないでしょうか。また男性より女性は変なプライドがないため、原発への対処も適切に対処できていたと思います。今からでも遅くないので、緒方貞子さんや他の優秀な女性にリードをとってもらいたいと願うのは私だけでないはずです。。。
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プロフィール
HN:
米川正子
HP:
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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