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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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どこの国でも歴史に残るのは、戦争、政権交代や著名な政治家の死が中心ですが、キング牧師のような人権や市民活動家の死にもっともっと注意すべきではないかと思います。彼らは武装せず、特に保護されることなく、リスクの中で弱い立場の人たちのために闘ったからです。
 
2年前の今日6月2日、フロリベー・チェベヤ(Floribert Chebeya)という著名なコンゴ人の人権活動家が殺害されました。人権活動家、ジャーナリストや野党がどんどんコンゴ国外に亡命する中、彼はコンゴに居残り、政治的にセンシテイブな情報を収集したために殺されてしまったのです。大変勇敢で正義に満ちた彼の死は、人権に携わっていないコンゴ人や外国人にとっても、ショッキングな事件でした。
 
明日6月3日、早稲田大学のTEDカンファレンスで、”Does aid REALLY help refugees?” というタイトルでスピーチをするのですが、チェベヤ氏などといった犠牲者を減らすためにもImpunityについて触れます。考えてみると、特に意識しているわけではないのですが、私の講演の内容は必ずImpunityになってしまうのですよね。。。世界最悪の紛争地・コンゴ東部にいた時、毎日この問題に直面していたので、その深刻さを知っていること、そして日本でimpunityの問題が深く議論されていないから(戦後日本のことはされているが、現在のアフリカについてはほとんどなし)、特に若者に知らせる必要があると痛感しているためです。人道支援や紛争地の現実の理解に、少しでも役に立てれば嬉しいです。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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