コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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UNHCRのeCenterって知っていますか?
正式には「国際人道援助緊急事態対応訓練地域センター)で、現場で勤務する国連、NGO, 外務省、JICA, PKOなどの職員のために、緊急事態対応のワークショップを定期的に開催しているところです。私はこの緊急事態ワークショップが大好きで、今学生用に同様のワークショップができないかと模索中です。
そのeCenterがUNHCR東京事務所に設立してから今年で10周年を迎え、10日に国連大学で記念シンポジウムがありました。
シンポジウムの話の中心が安全管理とか緊急支援になるのかなと思っていたのですが、途中からスピーカーのUNHCRのアミンさん(緊急・安全管理部長)がコンゴ東部の性的暴力のひどさについて触れ、緒方貞子JICA理事長もコンゴ東部の人間の安全保障について話しだし,impunityの話が長々と続きました。
私はコンゴ東部に勤務してから、現地で大問題になっているこのimpunityに大変関心を持っており、どのように対処すべきか考えてきましたので、シンポの話がimpunityになったとき、興味深く聞きました。そして外務省の方に「eCenterの研修を通じてスタッフの能力は高くなっても、impunityの問題がある限り悪循環が続くだけ。impunityには国際社会や日本政府といったドナー国の政治的圧力が必要。外務省はどのように取り組むのか」と質問をしました。
しかし(いつものことですが)、最終結論はICC(国際刑事裁判所)や国際社会がちゃんと対処すべきに達してしまうのです。それほど難関であり、sensitiveな問題なのです。
ところで、このimpunity、ずっと英語で書いてきましたが、うまい和訳がなく、いつも英語で使われるほど日本人になじみがない言葉です。日本は刑罰がまともにあるからでしょうか。
anyway, このimpunityは私の現在の研究課題です。もっと勉強しなくては!
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プロフィール
HN:
米川正子
HP:
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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