コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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最近ブログをさぼってしまいました。大学の仕事、JICAの平和構築研修の仕事に加えて、私の著書『世界最悪の紛争「コンゴ」~平和以外に何でもある国』の増刷が決まり、その編集に追われています。この本のタイトルは大変いいと褒められるのですが、かなりマニアックな本で売れるかどうか定かでなかったので、何とも嬉しいニュースです。コンゴ紛争に関心を持って下さった皆様、ありがとうございました!
ところで、ブルンジ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ジブチ出身のJICAの研修生との会話の中で、日本の安全保障について考えさせられます。リビア情勢について話していると、「あんな混乱状態を避けた日本は、戦争放棄といういい選択を取った。我々も見習わないと」と憲法9条を高く評価してくれました。今まで国の安全保証のために軍事力が必要だと信じていた研修生から、そのような声を聞くと研修のやりがいを感じます。しかし憲法9条の内容は誇りに持っていても、結局アメリカ軍(基地)を通して日本は間接的に戦争に関与していることになるので、その意味で憲法9条は矛盾しているのですよね。。。いつものことながら、理想と現実の間のギャップを感じます!
それにしても日本は本当に米軍基地が必要なのか、我々は真剣に考えないといけません。「(武力で)やられたら(武力で)やり返す」の繰り返しでは、悪循環が続くだけなので、一層のこと米軍基地をなくせばいいと個人的に思っています。皆様はどうお考えでしょうか。
また国際社会によるカダフィ氏に対する反応について、研修生とは呆れています。クリントン米国務長官が「カダフィ氏は今、遅滞なく去らねばならない」、またICCはカダフィ大佐側による人道犯罪に当たる可能性があるとしていますが、カダフィ氏以上に人道犯罪、あるいは虐殺行為に近い罪を犯してきたアメリカがそのように主張しても、正直説得力がありません。本当に傲慢な態度ですね!誠実に「有言実行」をしないと、信頼が得られないことを理解しているのでしょうか。国際社会では弱い立場にいるアフリカ諸国の人々とな国際情勢を話していると、本当に勉強になります。
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プロフィール
HN:
米川正子
HP:
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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