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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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先日のブログで「コンゴウィーク」について紹介しましたが、詳細に関してはVirgilさんの下記(英語でなく日本語のブログ)まで連絡してください。英語に自信がないけどやる気のある人なら誰でも歓迎しています。世界で同じようなキャンペーンがされており、コンゴ人などの学生と交流や議論ができる機会ですので、お見逃しなく!

http://stealthconflictsjp.wordpress.com/

ところで、先週「ファシリテーター人材育成のプロ」の青木将幸さんを大学に呼んで、ファシリテーターのワークショップを行いました。彼に関してはhttp://www.aokiworks.net/

この9月に宇都宮大学などが開催する「国際キャリア開発プログラム」の合宿セミナーが2回あり、講師がリードする各分科会に学生ファシリテーターを設けるのですが、学生のほとんどがファシリテーターの役割も知らず経験もないので、このような研修を企画したのです。

活発な話し合いがされている時に、ある学生がファシリテーターの役割について、こう表現しました。

「種に水をあげ、花を咲かせること。」

おー、すばらしい表現だな~。なかなかわかりやすい!

そう、ファシリテーターは講師と学生間の単なるつなげ役ではなく、モチベーション役でもあるんですね。

このワークショップ中、参加者の学生があまりにもハッピーで楽しそうで、かつ質問をどんどんしていたので、私はつい「普段の授業でも、このようなファシリテーター役がいるとか、interactive的な議論ができればいいのに」とコメントをしたのですが、その言葉に学生もうんうんとうなずいていました。

それに対して青木さんは、「今の若者は何を考えているかわからないと言われるが、問題は若者にあるのでなく、教員にある場合も。大学教員は研究のプロだけど、必ずしも教えるプロではない。もっと教え方に工夫したら、学生は伸びる」

そうなのです!私も宇都宮大学に来る前にもいろんな大学で講演をしたこともあったので教員に何人か会いましたが、中には「うちは地方大学だから刺激もなく、学生も大したことがない」、「学生の偏差値も低い」「就職先もいいところ行かないし」と完全に学生のことを軽視したり、あきらめている教員がいるのです!こんな教員であれば、学生にも元気がないはずですよね。そしてその若者に元気も自信もなければ、当然そのコミュ二ティーも、そして日本全国も活性化されないのです。

私もまだまだ新米教員なので、あまり生意気なことは言えませんが、もしかして、このファシリテーターの研修を必要とするのは、学生だけでなく、教員だったりして?今度、教授会に提案してみようかな?
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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