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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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今日はいよいよルワンダ大統領選挙の投票日です。本当は今日メデイア関係者にルワンダでの現状をまとめたものを「wake up call」として送ろうと思ったのですが、今まで99%反応がなかったので、結局やめました。アフリカでは結局、大虐殺、民族浄化、紛争、大きな暴動やワールドカップがない限り、日本でニュースにならないのですね。本当に悲しいことです。いくら日本政府が5年ごとにTICADを開催しても、普段からアフリカを身近に感じられるようでなければ、意味がないと思うのですが。。。

話は変わりますが、先週の週刊誌Jeune Afriqueに、ルワンダの大統領選挙の特集があり、コンゴ人の有名な歌手のコフィ・オロミデ氏のことが書いてありました。彼は7月20日にルワンダで開始した選挙キャンペーンでカガメ大統領を支持するために「カガメ、オイェー」と叫んで観客席を盛りあげ、10万ドルの大金の謝礼をもらったそうです。

このようにコンゴ人の歌手が隣国の選挙キャンペーンに登場するのは珍しくないのですが(ところで、他の大陸ではこんなことあるのでしょうか?)、コフィ氏は完全に政治にはまっています。何しろ、彼は以前コンゴの大統領選挙の際も、同じようにカビラ現大統領の支持をしていたのです。カガメ大統領とカビラ大統領は親分ー子分のような関係なので、おそらくコフィ氏は今回カビラ大統領から「カガメ大統領を応援するためにルワンダに行って来い」と押されたのでしょう。10万ドルの現金も、拠出国からの援助なのでは?と疑問に思ったのは私だけでしょうか。

ついでなので、あともう一つ、カンボジア人の人権活動家が1997年に殺害されたことを2日前のブログに書きましたが、今日「ジェノサイドの丘~ルワンダ虐殺の隠された真実」(著者フィリッピ・ゴーレイビィッチ氏、2003年、WAVE出版)を読んでいると、

「カンボジア人の死体は首を完全に切り離されていた」(p.229)

と書いていました。

ぎょっ!先月14日にも野党の副党首が殺害されていたのですが、彼も同じような殺され方をし、それを思い出してしまいました。このような殺し方をするということは、よっぽど憎らしい理由があったんでしょう。ルワンダでこれ以上殺人(そして、亡命、不法逮捕など)があってほしくないのですが、選挙後どうなるか本当に本当に心配です。
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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