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コンゴとアフリカの過去を振りかえ、それらの現状と今後を考えた上で、次の行動へのきっかけになることを願っています。
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本当はルワンダの大統領選挙について書きたいのですが、それは明日にします。結論を言うと、90%以上の投票率でカガメ大統領が圧勝しました。まあ、他の「真の」野党は出馬できなかったので、当たり前と言えばあたりまえですが。。。

今日は映画「スタッフ・ベンダ・ビリリ」の試写会を観て、エキサイトしてしまいました。私は2001‐3年にこの映画舞台であるコンゴの首都キンシャサにUNHCRで赴任され、また1999-2000年にコンゴ西部、そして2007-8年にコンゴ東部に赴任されたとき、時折キンシャサに行き来していたので、なつかしく思いました。でもそれだけでなく、ベンダ・ビリリというバンドの音楽が大変パワフルで、元気と勇気を与えてくれます。皆さんにもぜひ観賞をお勧めます。

スタッフ・ベンダ・ビリリ 特別公演 10月11日(祝・月)東京・日比谷野外大音楽堂

このコンサートに関しては
http://bendabilili.jp/concert.html

そして9月から上映される映画に関しては
http://bendabilili.jp/movie/

キンシャサについていろいろ話したいことがあるのですが、ここでは一つだけ書きたいと思います。キンシャサに赴任中、私は両親を招待したことがあり、キンシャサ市内と郊外、そしてコンゴ西部にある難民キャンプに案内をしました。これを周りの人に言うと、相手がコンゴ人でも日本人・外国人でも(またUNHCR職員でも)かなりびっくりされるのですが、自分の勤務地、そして自分がオープニングに関わった難民キャンプを見せることは、一種の「親孝行」としてフツ―にとらえていました。それを言うと、ますますびっくりされるのですが。。。

といってもキンシャサには美術館も博物館といった観光らしいところがないので、どこに連れて行こうか正直迷いました。ボノボの孤児院に行ったり、服の仕立て屋さんでコンゴ風の服をオーダーしたリ、「ドロボー市場」と言われるお土産さんの市場でコンゴの素晴らしい民芸品を買ったり、コンゴ川を見ながら新鮮な魚料理を食べたり、活気溢れる下町の屋台で揚げた虫を食べたり(そのせいか、その数日後、母は寝込んでしまいました。。。。)といった日々を過ごしました。

キンシャサから西200kmにある難民キャンプに行った時は、難民が両親を大歓迎してくださいました。「あなたの両親ということは、我々の両親でもある」と言うのです。なんて素晴らしい言葉!あなたのものは我々のものという、アフリカ人の共有する心は大好きです!そのキャンプには、私の名にちなんで「レストラン・ママ・マサコ」があったのですが、そこのオーナーが両親のために昼食を用意してくれ、また難民らは両親に民芸品のプレゼントまでくれました。今思い出すだけでも涙が出てきそうなぐらい暖かく迎えてくれ、大変感謝しています。

そう、そのコンゴ人のホスピタリテイ-やサバイバル力も「スタッフ・ベンダ・ビリリ」から伝わります。ぜひご鑑賞を!
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プロフィール
HN:
米川正子
性別:
女性
職業:
大学教員
趣味:
旅行、ジョギング、テコンドー、映画鑑賞、読書
自己紹介:
コンゴ民主共和国(コンゴ)やルワンダといったアフリカ大湖地域を中心に、アフリカでの人道支援や紛争・平和構築を専門としています。
過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。
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