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ルワンダの首都キガリでは、新しい安全対策がとられているとのことです。ホテルでは所時品検査がされ、バーでは停電に備えて発電機を備えなくてはいけないことに(これって、7月11日にウガンダの首都カンパラであった爆弾テロがバーであったから?)。ルワンダ政府軍によると、先週選挙後にキガリであった手榴弾事件は、亡命中の元軍人がウガンダとタンザニアの協力の下関与していたらしく、そのための対策だと思われます。私の友人も含めキガリに行く・滞在する日本人は多く(ルワンダ政府によると年間1500人!)、注意する必要があります。
本当に亡命者がこの手榴弾事件を仕掛けたかどうかはわかりませんが、一つはっきりしているのは今のルワンダでは不信感が漂っていることです。紛争後の国を再建するためには、単にインフラや教育・医療のサービスだけでなく、国民間、あるいは政府と国民間の信頼醸成(confidence building)が必要なのですが、残念ながらそれが見られません。
この安全規制で、8月9日付け朝日新聞の勝間和代さんのコラム「人は誰かに好かれると、 その人に好意を持つ~好意の互恵性の法則」を思い出しました。その法則は「人は誰かに好かれると、その人に好意を持つ」ということで、その逆の敵意についても、そうなるといわれているとのことです。そして「安定した社会を実現するためには、家庭内の愛情の健全な育成や、偏見や差別を作らないような社会の規律が必要不可欠なことを、この法則は教えてくれると思います」と勝間さんはつづっています。
全く同感です!この法則を読者と共有してくださった勝間さん、ありがとうございます!上記にルワンダ政府と亡命者間の緊張感について書きましたが、現政権内でも同様で、好意どころかどんどん敵意がルワンダ国民に広まっています。このままではまた紛争に逆戻りするのではと恐れるぐらいです。私がルワンダ政府にアクセスがあれば、この法則を「プレゼント」するのですが。。。余計なお世話だと言われるかもしれませんが、真の友人であればそれぐらいやらないといけないと思います。
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過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。