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アフリカx日本x世界 暴力を平和に変える空間
AFRICA x JAPAN x WORLD
Space for Transforming Violence into Peace
http://spacepeace.exblog.jp
(独立行政法人)国際交流基金助成ワークショップ
2011年11月20日(日)
主催:金沢工業大学未来デザイン研究所
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2010年に引き続き、本年再び国際交流基金の助成を受け『アフリ カ×日本×世界
暴力を平和に変える空間Ⅱ』を実施してきました。まず日本のメンバーは、昨年
の招聘者の暮らすアフリカ(ザンビア・モザンビーク)を訪問し、地元大学など
現地の機関や住民と共に、都市や農村でのワークショップを開催しました。文化
や歴史や環境の違い、そして地理的な隔たりを超えて、共に学び理解し合い、空
間を共有することを通じて、自然災害や資源利用をめぐる対応に、コミュニティ
の団結力がいかに大切であるかを実感しました。また、自然災害に繰り返し見舞
われるアフリカの人びとの生活に見られる知恵や、困難を克服しようとする絶え
間ない試み、抵力についても大いに学 ぶことができました。
一方で、アフリカ訪問のため日本を離れたメンバーは、震災後の日本の情勢が、
アフリカおよび世界レベルでの社会不安や資源をめぐる問題と大きく連動してい
ることを痛感しました。そして昨年度および今回のアフリカ訪問を通じて学んだ
ことを踏まえ、暴力を平和に変える空間をどのように共に作っていくかを、被地・
日本で議論し、その成果について発信する必要性を感じました。そこで本プロジ
ェクトでは、3・11後の様々な困難に直面する日本や世界の現状に対して、何が
できるのかを議論し、アクションにつなげていくことを目的として、ワークショ
ップを開催いたします。
<ワークショップ>
Feedback to Reality:from Africa to post- 3.11 Japan
現実へのフィードバック:アフリカから3・11後の日本へ
http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/fdi/FDI/WORKSHOP_NOV.20,_2011_files/AfricaxJapan2011Workshop.pdf
■11月20日(日)12時~17時30分
ワークショップ(定員30名、参加費¥500、要予約)
アフリカンドラムで始まるこのワークショップは、プロジェクトの紹介やアフリ
カ訪問の報告などの後、メインとなる「ルカサ・ワークショップ」を行います。
その後、後半にはアフリカ出身のコメンテーターも含めて討議をし、この2年間
の経験を皆で共有して、東日本大震災後に創造される新たな形の平和の空間につ
いて提案をする事を目指します。
<会場>
3331 Arts Chiyoda 1F コミュニティースペース
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
http://www.3331.jp/access/
<プロジェクトメンバー>
*アズビー・ブラウン<金沢工業大学未来デザイン研究所所長>
*竹下都<金沢工業大学未来デザイン研究所研究員>
*舩田クラーセンさやか<東京外国語大学大学院准教授>
*米川正子<宇都宮大学特任准教授/国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ゴマ
(コンゴ民主共和国)元所長>
*村尾るみこ<東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究 員>
<予約・お問合せ>
参加方法は事前申込み制となっております。(定員30名)
『アフリカ×日 本×世界~暴力を平和に変える空間 Ⅱ』11/20ワークショップ参
加とお書きに なり、ご氏名・ご連絡先を明記の上、以下のメールまたは電話番
号(03-5410-8379)にお申し込み下さい。
公開講座は通訳なしで行われ、学生自ら英語で司会をし、そして英語で議論や質疑応答を行います。学生の努力の成果をぜひご覧ください!
私が日頃からお世話になっているNPO法人テラ・ルネッサンスが、子ども兵問題について考えるシンポジウムを開催します。このシンポジウムは2つの意味で大変貴重な機会だと思います。
まず、子ども兵を扱っている日本のNGO/NPOは稀であるため(あるいはテラ・ルネッサンス以外はないかも?)、生の情報が収集できること。そして2つ目はウガンダ北部は、いろんな機関が「平和構築」活動のために介入しており、注目を浴びていること。一見落ち着いているように見えて、実は20年以上活動し続ける反政府勢力LRA(神の抵抗軍)が、単にウガンダからコンゴ北部、中央アフリカ共和国、スーダンに散らばっているだけで、実はウガンダはまだ紛争の構造が残っているんですね。ルワンダも反政府勢力がコンゴ東部に17年間いるので、同様の構造があることになります。LRAがウガンダに戻ってくる可能性はどれくらいあるのかわかりませんが、こんな不安定な状態を「平和構築」と幻想のように呼んでいるから、数(十)年後紛争が再燃しても不思議ではないですよね。
拠出国はそれを知っていても、知らないふりをして、ウガンダとルワンダのリーダーシップを称賛する。。。。そしてなぜコンゴって、このような隣国の反政府勢力まで「ホスト」してしまうか。。。。あまり日本では知られていないのですが、コンゴにあるウガンダ反政府勢力はLRA以外に、もう一つADF-NALUがあります。このような問いを言い出すと、きりがないので今日はここで止めますが、こういったことをどんどんシンポジウムで突っ込んで議論してください。特に学生は参加してください。
~紛争の背景と問題解決に向けての課題~
ウガンダ北部では1986年以降続く、政府軍と反政府軍(神の抵抗軍)との戦いで、
6万6千人の子どもたちが強制的に兵士として戦わされてきました(ウガンダ政府発表)。
テラ・ルネッサンスでは、グル市を拠点に2005年から
元子ども兵の社会復帰支援事業を実施し、
129名の元子ども兵の支援活動を行ってきました。
本シンポジウムでは、当会元ウガンダ事務所駐在代表、ジャーナリスト、学識者など
多方面からの論客を交え、ウガンダ北部の紛争の背景と要因、
そして子ども兵問題解決に向けての課題について考えていきます。
【日時】
6月25日(土) 14:00-16:30(開場:13:30)
【場所】
拓殖大学文京キャンパスC館401教室 (〒112-8585 東京都文京区小日向3-4-14)
アクセス:東京メトロ 丸の内線 茗荷谷駅下車 徒歩3分
拓殖大学文京キャンパス:http://www.takushoku-u.ac.jp/map/acc_b.html
文京キャンパスマップ:http://www.takushoku-u.ac.jp/map/map_b.html
【参加費】
無料 (事前申し込み制・先着順)
【定員】
300名
【プログラム】
第1部:ウガンダ北部における元子ども兵社会復帰支援事業報告
(報告者:テラ・ルネッサンス理事長 小川真吾)
第2部:パネルディスカッション ~ウガンダ北部の紛争と子ども兵問題解決への課題~
○コーディネーター:鬼丸昌也(テラ・ルネッサンス創設者)
○パネラー:
佐藤丙午氏(拓殖大学海外事情研究所 教授)
榎本珠良氏(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム)
下村靖樹氏(フリージャーナリスト)
小川真吾(テラ・ルネッサンス理事長、前ウガンダ事務所駐在代表)
【主催】
特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス
【共催】
拓殖大学海外事情研究所
【お申込み】
下記、フォームよりお申込みください。
http://www.terra-r.jp/contents/?blogid=12&catid=48&itemid=215
私が彼女と会ったのは,2008年11月東大で開催された「人間の安全保障」のセミナーでした。ちょうどその時私は勤務先のコンゴから帰国したばかりで,コンゴ紛争に関する啓蒙活動をしたいと思い,仲間探しをしていました。とはいっても,そもそも「アフリカ」の分野は日本において少数派。しかも「コンゴ」,「紛争」や「人権問題」と限定すると,興味を持つ人は数名に減ってしまいます。どうすればいいのかと悩んでいた時,香苗さんがHRW事務所を東京で開くことを新聞で知り,「彼女なら仲間になってくれるのでは?」と期待しました。コンゴで勤務していた頃,現地のHRW職員と一緒に仕事をしたり助言をもらうことが多く,プロ意識が強く弱者のことを真剣に考えるHRW職員を尊敬するようになったからです。
私の予想通り,香苗さんも理解力とハートがある人で,その時から「コンゴ・アフリカの人権仲間」としてお付き合いしています。彼女がキャスターを務める「ニュースの深層」で,私の著書「世界最悪の紛争『コンゴ』」で紹介してもらったり,一緒にコンゴの紛争・人権に関する有志の会を開いたり,ツイッターで励ましの言葉をもらうなど。
関心がある人はぜひトークショーに参加して,人権問題について一緒に考え,行動を起こしませんか。
神戸で4月3日【日】「平和以外に何でもある国コンゴ」の講演をします。いつもコンゴ紛争、人道支援や平和構築について話すのですが、今回東日本大震災のこともあるので、コンゴの原発問題や日本とコンゴ・アフリカの人道支援やガバナンスの共通の問題点についても少々触れたいと思います。
原発というと、アメリカやフランスに目を向けがちですが、原料はそもそもコンゴから来ているのです!昨日来日したフランスの核燃料会社アレバもコンゴとウランの開発で昨年協定を結びましたが、多くの国はウランなどをコンゴから密輸しているのです。それが果たしてどのように使用されているのか??うーん考えるだけで怖いですね。
http://tomoniproject.blog69.fc2.com/
- l国連やヒューマン・ライツ・ウォッチなどの報告書には、コンゴにおける不処罰の慣習を「不処罰文化(Culture of impunity)」と呼んでおり、私も講義中にそれを数回述べたのですが、文化と呼ぶのはおかしいという指摘がありました。紛争を経験した国ではどこでも不処罰という問題が残っており、それをコンゴ独特の文化として呼ぶことはできなく、単なる西洋諸国の概念なのではないかと。確かにそうですね、貴重な指摘をありがとうございました。
- コンゴ東部における性的暴力の被害者の年齢層が3歳から85歳までということに関して、あるシニアの女性が「私は若い時に比べて、今強姦された方が屈辱を感じる」とコメントをされていました。自分自身シニアではないため、そんなことを今まで考えたことがなかったのですが、確かにそうかも。。。(ちなみにコンゴ東部における性的暴力の目的は、性的欲求を満たすためではなく、コミュ二テイーを弱体化するためです。だからこそシニアの女性には効果的)
- 不処罰は重要であるが、戦争犯罪人を全員処罰することはほとんど不可能です。戦争をとりあえず終えるために、その取引きとして、戦争犯罪人にamnestyを与えた方がいいのではという意見がありました。もしかして小規模の紛争ならこの方法で済むかもしれませんが、他の紛争より一層複雑で、戦争犯罪人がより多いコンゴ紛争では、それが果たして現実的なのか。戦争犯罪人が戦争経済で金もうけをし、そして処罰もされないとなると、ますますやりたい放題になるのでは?現在ンタガンダという戦争犯罪人がコンゴ政府からICCに引き渡されていませんが、だからといって状況は良くなっておらず、彼が昇進して掃討作戦を担当するようになってから反対に人権状況は悪化しています。現在進行形で進んでいるコンゴ紛争に関しては、答えはでないかもしれませんが、もっと処罰やamnestyについて研究をしなくてはなりませんね!
http://www.whrmuseum-jp.org/gakushukai2010.html#No.3
平和以外に何でもある国「コンゴ」~その紛争の実態と平和への展望~
コンゴでは、1996年と1998年の二度にわたって戦争が行われました。2003年にこのコンゴ東部紛争は「正式」に終了したということになっていますが、現在でも政府軍や武装勢力による暴行、強奪、性的暴力、誘拐などは続いています。2008年の性的暴力の被害は1万6千件を記録し、そのうち65%は子どもたちであったと報告されています。
さらに18歳未満の少年・少女が誘拐されて兵士にされるという問題も起こるなど、コンゴでの人権侵害は「女性や少女にとって、コンゴ東部は世界で最悪の場所だ」と国際刑事裁判所(ICC)が言明したほどの状況となっています。
今回の講座では、あまり知られていないコンゴ紛争の実態と解決への展望について国連の職員としてアフリカでの平和構築に関わった経験を持つ米川正子さんにお話を伺います。ぜひご参加ください。
講師:米川正子さん(宇都宮大学特任准教授)
日時:11月20日(土)14:00
会場:Space&cafeポレポレ坐 地図(外部サイト)
資料代:800円(学生無料)
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過去にリベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダ、コンゴなどで国連ボランテイアや国連難民高等弁務官事務所職員(UNHCR)として活動。南アの大学院でコンゴ紛争について研究し、2007年―2008年には、コンゴ東部でUNHCRの所長として勤務したこともあり、その経験を活かして現在アドバカシ―に力を入れています。